2026年7月中旬の京都旅で、目的のひとつにしていたことがありました。
それが、老舗和菓子店を巡って「御菓印(ごかいん)」を集めることです。
御菓印は、全国の老舗和菓子店を訪ねながら集められる、いわば「和菓子の御朱印」のようなもの。僕は旅先で少しずつ集めていて、この京都旅を前に14枚になっていました。
2026年7月中旬の京都旅では、御菓印をいただける老舗のうち
- 総本家 河道屋
- 豆政
- とらや 京都一条店
この3軒を巡りました。御菓印だけではなく、それぞれのお店を代表する和菓子や、京都で長く受け継がれてきた歴史にも触れる時間になりました。
京都で老舗和菓子店と御菓印めぐり
御菓印の公式サイトを見ると、「京都」の欄には
- 井筒八ッ橋本舗
- 総本家 河道屋
- 豆政
- 京菓匠 鶴屋吉信
- 聖護院八ッ橋総本店
の5店が掲載されています。
そして、もうひとつ今回訪れたかったのが、羊羹で知られる「とらや 京都一条店」です。
御菓印の公式サイトでは東京の店舗として掲載されていますが、とらやでは赤坂店に加えて京都一条店でも御菓印をいただけます。
以前、東京の赤坂店を訪れて御菓印をいただいていた僕にとって、京都一条店もぜひ訪ねてみたい場所でした。そこで今回は、京都で御菓印をいただける店としてこの6店を候補にし、そのうち3店を訪れました。
総本家 河道屋で「蕎麦ほうる」


最初に訪れたのは、京都市中京区の姉小路通にある「総本家 河道屋」です。






河道屋を代表するお菓子が「蕎麦ほうる」。小さな花が咲いたような、かわいらしい形をした焼き菓子です。
「ほうる」という名前だけを聞くと少し不思議ですが、「ぼうろ」と同じくポルトガル語に由来するとされる言葉です。南蛮菓子の製法を蕎麦に応用し、工夫を重ねて生まれた「蕎麦ほうる」は、河道屋を代表する銘菓として受け継がれてきました。
店内には、箱入りや袋入りの蕎麦ほうるが並びます。現在、総本家 河道屋が製造・販売するお菓子は「蕎麦ほうる」一品。ひとつのお菓子を長く大切に作り続けている、その潔さも印象に残りました。


ここで今回の京都旅で1枚目となる御菓印をいただきました。
御菓印を目的に訪れてみると、お菓子だけではなく「なぜこの店で、このお菓子が長く作られてきたのだろう」と歴史にも興味が広がっていきます。これも御菓印めぐりの面白さだなと感じました。
豆政で出会った夷川五色豆


続いて向かったのが「豆政」です。
総本家 河道屋からも比較的近く、京都市中京区の夷川通に本店があります。
豆政は明治17年(1884年)、豆の雑穀商として京都・夷川で創業。明治20年には、現在の代表銘菓「夷川五色豆」のもととなる五色砂糖掛豆が考案されました。






名前の通り、色とりどりの砂糖で包まれた豆菓子です。店内には五色豆をはじめとする豆菓子だけではなく、すはまだんごやお豆腐ぷりんなど、いろいろな京菓子が並んでいました。


そして今回の京都旅だからこそ印象に残ったのが、豆政の御菓印。
豆政には季節ごとの御菓印があり、7月は京都祇園祭の鉾先をイメージした柄になっています。
今回の京都旅行では祇園祭の宵山や山鉾巡行も目的のひとつでした。旅先で体験した祇園祭と、ここで手に入れた御菓印が一枚の紙を通してつながっていく。そんなところにも、集める楽しさを感じます。
とらや京都一条店へ


今回3軒目として訪れたのが「とらや 京都一条店」です。
とらやというと現在は東京・赤坂の本店を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、その歴史は京都と深く結びついています。
とらやは京都で御所の御用を勤めてきた老舗で、京都一条の地には少なくとも寛永5年(1628年)以前から店を構えていたことが分かっています。明治2年(1869年)の東京遷都にともない、京都の店を残したまま東京にも進出しました。


以前、赤坂店を訪れた際にギャラリーでこうした歴史を知っていたので、京都御所のすぐそばにある一条店を実際に訪れることには、少し特別な感覚がありました。


京都一条店で御菓印をいただき、季節のお菓子を購入した後は、せっかくなので一条通を少し西へ歩き、「虎屋菓寮 京都一条店」にも立ち寄りました。






夏の京都で青柚子氷


7月中旬の京都は、とにかく暑い。そんななかでいただいたのが、季節のかき氷「青柚子氷」でした。
口にすると、青柚子の爽やかな風味がすっと広がります。氷の中には白餡が入り、僕は白玉もひとつ追加しました。青柚子のさっぱりとした味わいに、白餡のやさしい甘さ。そこへ白玉のもちっとした食感が加わります。
暑い京都を歩いた後だったこともあり、本当にほっとする時間でした。






老舗と聞くと少し身構えてしまうところもありますが、こうして甘味を楽しみながらゆっくり過ごしてみると、長く多くの人に愛されてきた理由が少し分かるような気がします。
京都の歴史を感じながら、ちょっと贅沢にひと休みする。そんな時間も今回の御菓印めぐりの思い出になりました。
御菓印は17枚。次は20枚へ


今回、京都で3枚の御菓印が加わり、これまでの14枚から17枚になりました。
御菓印を集め始めた頃は、「旅先で集められたら面白そう」という気持ちだったと思います。でも続けてみると、集めること以上に、御菓印をきっかけに今まで知らなかった和菓子屋さんを訪ね、その土地のお菓子や歴史を知ることが楽しくなってきました。
京都では、まだ井筒八ッ橋本舗、京菓匠 鶴屋吉信、聖護院八ッ橋総本店の3店が残っています。
次に京都を旅するときの目的が、もう3つできました。
まずは20枚を目標に。これからも旅先で御菓印を見つけながら、その土地で受け継がれてきた和菓子や老舗の物語に出会っていきたいと思います。
今回訪れた御菓印・和菓子店情報
| 店舗 | 所在地・電話 | 御菓印・主な商品/営業時間 | 公式情報 |
|---|---|---|---|
| 総本家 河道屋 | 〒604-8092 京都府京都市中京区姉小路通御幸町西入姉大東町550 TEL:075-221-4907 | 御菓印 蕎麦ほうる | 公式サイト 全国銘菓 店舗情報 |
| 豆政 本店 | 〒604-0965 京都府京都市中京区夷川通柳馬場西入る六丁目264 TEL:075-211-5211 | 御菓印 夷川五色豆など 営業時間:8:00~18:00(月~土) 日曜定休 | 豆政 公式サイト |
| とらや 京都一条店 | 京都府京都市上京区烏丸通一条角広橋殿町415 TEL:075-441-3111 | 御菓印 羊羹・季節の和菓子など 営業時間:9:00~18:00 休業日:元日/毎月最終月曜日(祝日、12月は除く) | とらや 京都一条店 |
| 虎屋菓寮 京都一条店 | 京都府京都市上京区一条通烏丸西入広橋殿町400 TEL:075-441-3113 | 青柚子氷など季節の甘味 営業時間:10:00~18:00 ラストオーダー:17:30 休業日:元日/毎月最終月曜日(祝日、12月は除く) | 虎屋菓寮 京都一条店 |
主に自分用として御菓印制覇に向けて、Googleマップに落とし込んでみました。参考にしてください。
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