2025年5月、沖縄に到着し、「首里そば」で沖縄そばを満喫したあとは、すぐ近くの首里城へ足を運びました。現在、首里城は2019年の火災からの復興の真っ只中です。でも、だからこそ見られる「今だけの首里城の姿」がありました。
雨の中の首里城へ、裏側の入口からスタート


あいにくの雨模様でしたが、首里駅のロッカーに大きな荷物を入れておいたので助かりました。折り畳み傘を片手に、徒歩で首里城に到着。途中、案内人さんが「この道は滑りやすいので、こっちから行くといいですよ」と丁寧に案内してくれました。僕が普段過ごす、伊勢志摩でも「お伊勢さん観光ガイド」などの取り組みがあります。このような旅先での気配りは、本当にありがたさに改めて気づかせてくれました。
ガイドさんにお礼を伝えて、首里城の裏手から入り、ゆっくりと城内へ向かいました。
首里城の造りに、中国文化を感じた瞬間


首里城の外観は、一般的な「日本のお城」のイメージとは少し違います。どこか中国の城郭のような雰囲気があり、三国志の世界を思わせるような構造でした。ちなみに、僕が思い浮かべていたのはゲームの三國無双です。
城内には石造りの曲がりくねった道や、大きな門、壁。「もし攻め込まれたら、ここから攻めると狙い撃ちされるな…」と、ゲーム的な視点で楽しんでしまう自分もいました。
復興の様子を間近に見る、貴重な機会を体感






首里城の中心部(有料エリア)は現在復興工事中です。現在、復興中の内部を見学できます(入場料は大人400円/電子マネー利用可)。
土曜日でしたので工事は休止中でしたが、建物の内部には復元作業の様子を伝える展示や映像、復興工程の詳細が分かる資料が並んでいました。印象に残ったのは、木材に何度も漆を塗り重ねて仕上げていく様子や、石材を手作業で削る職人さんの姿。ひとつひとつが丁寧で、まさに人の手でつくる文化遺産だということを理解できました。
首里城で感じた「今しか見られない価値」 そして、完成した城を思い描いて


今回の訪問で改めて感じたのは、復興中の首里城は、今だからこそ見られる「過程の美しさ」があるということ。職人たちが丁寧に命を吹き込む様子に触れることができるのは、今だけです。沖縄に行かれる方は、ぜひ立ち寄ってみてください。何気ない景色や空気の中に、歴史や人の想いが詰まっているのを感じられるはずです。
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