沖縄を旅して感じたのは、景色やグルメだけではなく、どこか「空気そのもの」が違うということ。
今回は、2025年5月中旬に3泊4日の沖縄滞在で感じた気候や雰囲気、人々との触れ合いについて振り返ってみたいと思います。
雨でも、心は晴れる 到着と同時に南国モードへ


旅行中は梅雨入り前とはいえ、ずっと曇り空。土砂降りの瞬間もありましたが、気温はおおむね最高24℃〜最低18℃程度で、三重県よりもずっと暖かく感じました。
雨が強く降ったあとの雨脚が弱くなった際、レンタカーのフロントガラス越しに地元の子どもたちが傘も差さずに濡れたまま歩いている姿が印象的でした。「濡れることなんて気にしないよ」という空気感に、沖縄ならではの生活のリズムが垣間見えた瞬間でした。
観光地らしい人々や車の光景


旅先では修学旅行生をたくさん見かけました。那覇空港や美ら海水族館など、定番スポットには学生たちの姿が多く、活気を感じます。
また、道を走る車のナンバーにも注目。レンタカーが多く走っており、ナンバープレートの「わ」「れ」が目立ちました。一方で、神戸ナンバーや京都ナンバーの車を見かけて「どうやって運んできたんだろう?」と不思議に思うこともありました。
目に映るすべてが別世界のようだった自然


街路樹や公園に生える草花、道を歩く小さな虫たちまで、見慣れた三重県の自然とは明らかに違う空気を感じました。
青の洞窟の近くでは、とても小さな鳥たちが活発に飛び回っていて、普段見かけない種類の鳴き声も耳に残ります。また、アーサー(アオサ)やもずくといった沖縄の海藻文化も、伊勢志摩との共通点として妙な親近感がありました。
訪れた先々の空気そのものが「旅の体験」に


今回の沖縄旅行では、晴れ間が少なかったにも関わらず、空気や気配そのものが旅の一部だったように感じます。
普段とは違う気候、違う植物、違う人々との出会い。それはまさに、三重県とはまた違った文化圏を旅している実感でもありました。自然だけでなく、その土地の空気を感じることこそが旅の醍醐味です。「また必ず、沖縄に行きたい」、旅の終わりにそう思えたことが、今回の一番の収穫かもしれません。