葛西臨海水族園は700円でここまで楽しめる|マグロ大水槽とペンギン体験記

12月初旬、仕事で東京へ。日本橋での予定を終えた翌日、せっかくなので行ってみたかった気になるスポットへ向かうことにしました。東京都江戸川区にある「葛西臨海公園」と「葛西臨海水族園」です。

一番の目的は、水槽で回遊するマグロの群れをこの目で拝むこと。

また、知り合いの水族館好きの“推し”が葛西臨海水族園で、いつか行ってみたいと思っていた気持ちを今回、ようやく実現できました。結論から言うと、最高の水族園でした。

目次

宿泊地の門前仲町から京葉線で、海のほうへ

駅の写真は撮影していないため、生成AI画像イメージ

前日の宿泊先は門前仲町。そこから越中島まで歩き、JR京葉線に乗って葛西臨海公園駅へ向かいました。京葉線で数駅。日曜日で、しかも東京ディズニーリゾート方面へ向かう途中にある駅なので混雑を予想していましたが、朝の時間帯は落ち着いていて、電車にも座ることができました。

9時前に葛西臨海公園駅へ到着。水族園は9時30分開園なので、少し早めの行動です。

楽しむために身銭を切る「駅ロッカーで身軽になろう」

駅に着いてすぐ、まずはコインロッカーへ。荷物とコートを預けて身軽になるだけで、気持ちがぐっと楽になります。今回は葛西臨海公園のために一眼レフカメラも持参。カメラと貴重品だけを手元に残して、駅から外へ飛び出しました。

葛西臨海公園はとにかく敷地が広いです。水族園と公園の両方を楽しむ想定なら、駅構内のロッカー利用がおすすめ。交通系ICカード対応で使いやすく、料金も小さいロッカーは400円と良心的でした。

葛西臨海公園に一歩踏み出すと広がる、大都会 東京とは思えない自然風景

改札を出ると、視界が一気に開けます。噴水があり、遠くには観覧車。空も広くて、風が気持ちいいです。

園内には、東京湾を一望できるガラス張りの展望施設「クリスタルビュー」や、園内を巡るパークトレイン、野鳥観察ができる池などが点在しています。「今日はここで一日過ごす」という選択肢も、十分に成り立つスポットだと感じました。

クリスタルビューで知る、埋め立てと再生の歴史

個人的に印象に残ったのが、クリスタルビュー内にある葛西臨海公園の成り立ちを紹介する展示です。

この一帯は、もともと漁業が盛んな地域でした。しかし東京の発展とともに海の環境が変わり、防波堤整備や埋め立てが進む中で、漁業は次第に姿を消していったそうです。

その後、「自然を残し、再生する場所」として整備が進められ、現在の公園の姿につながっています。いま目の前にある穏やかな風景が、時間をかけてつくられてきたものだと知ると、景色の見え方が変わってきますね。

葛西臨海水族園へ 700円で生き物を鑑賞できる、うらやまスポット

9時30分になると、葛西臨海水族園のゲートが開場されます。オープン前はちょっとした列になっていましたが、特に大混雑はしていませんでした。そして驚きなのが、入園料は大人700円!上野動物園もそうですが、施設の規模と内容でこの価格は、正直驚愕です。葛西臨海公園に気軽にアクセスできる関東民が羨ましい。

入館したら、まずチェックしたいのが「えさの時間」や「スポットガイド」の予定。9時半に入場したので、12時頃までの特別イベント「ペンギン・海鳥のえさやり&マグロの解説」の時間を押さえて、園内を鑑賞することにしました。

見どころ① シュモクザメと、生きものの進化

館内は「世界の海」を巡るような構成で、水温や地域ごとの特徴が分かりやすく展示されています。「日本の海と似ていそう」「やっぱりこの水温だと魚がカラフルなのかな」と、遠く離れた異国の海を想像しながら歩きました。

そして、あまり予備知識なしで入園したからこそ、強く印象に残ったのがシュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)の水槽です。

伊勢志摩や和歌山付近の水族館では、シュモクザメを見た記憶があまりありません。シュモクザメの左右に広がった頭部の形には理由があり、視野の広さや電気を感知するセンサーによって、砂の中の獲物も見つけられるそうです。こうした解説を知ると、「ただ見る」から「理解する」体験に変わっていきます。

見どころ② 巨大なマグロを、間近で見る貴重な体験

葛西臨海水族園といえば、やはりマグロの大水槽。回遊するクロマグロを間近で眺めていると、方向転換の瞬間にヒレがふっと動くのが分かります。伊勢志摩でも伊勢まぐろや灘まぐろといったマグロ養殖が盛んです。生簀を訪れたことがありますが、上から眺めるのと横から間近で眺めるのとでは、迫力がまったく違いました。

12時のスポットガイドでは、泳ぎ続けなければならないマグロの特性や、飼育の工夫についての解説もあり、ただ「大きい魚」ではない奥深さを感じました。

見どころ③ ペンギンの印象が変わった、えさの時間

正直に言いますと、ペンギンはどの水族館でも見られるので、あまり特別感を感じていませんでした。ところが葛西臨海水族園では、開放的な飼育スペースと展示の工夫がとても印象的で、見え方が変わりました。

特に心を掴まれたのが、フェアリーペンギン。小さくて、名前の通り本当に愛らしいです。今後「好きなペンギンは?」と聞かれたら、迷わずフェアリーペンギンと答えると思います。

フンボルトペンギンの食事
フェアリーペンギンの食事

葛西臨海水族園では、フェアリーペンギン以外にも、フンボルトペンギン、ミナミイワトビペンギン、オウサマペンギンの全4種類が飼育されています。えさの時間には、水中でアジを追うフンボルトペンギンの迫力ある姿や、トレイのワカサギを飲み込むフェアリーペンギンの姿などが見られました。種類ごとに与え方を変える理由の説明もあり、飼育現場の工夫が伝わってきます。空間が広いからか、ペンギン特有の生臭さをあまり感じなかったのも印象的でした。

ペンギンをじっくり楽しみたいなら、葛西臨海水族園を自信を持っておすすめできます。

東京にいながら、自然にほどける場所

水族園の外には、海沿いを歩ける散策路やベンチもあり、天気の良い日は本当に気持ちが良いです。週末だからかキッチンカーや大道芸も出ていて、訪れるたびに違う表情がありそうだと感じました。

「出張のついで」だったはずが、気づけばシュモクザメ、マグロ、ペンギン……さまざまな生き物たちに夢中になっていて、心がすっと軽くなっていました。葛西臨海公園と葛西臨海水族園は、東京にいながら自然に触れ、少し立ち止まれる憩いの場所。三重県民・伊勢市民である僕でも、また季節を変えて訪れてみたい、そう思える時間でした。

東京観光を予定している生き物好きの方は、ぜひ葛西臨海公園と葛西臨海水族園を訪れてみてください。

施設情報

葛西臨海公園

項目内容
施設名葛西臨海公園
所在地東京都江戸川区臨海町6丁目
アクセスJR京葉線「葛西臨海公園駅」下車すぐ
入園料無料
主な施設クリスタルビュー、観覧車、園内散策路、野鳥観察エリア
公式サイトhttps://www.tokyo-park.or.jp/park/kasairinkai/index.html

葛西臨海水族園

項目内容
施設名葛西臨海水族園
所在地東京都江戸川区臨海町6丁目2-3
アクセスJR京葉線「葛西臨海公園駅」徒歩約5分
入園料一般 700円(※変更の可能性あり)
主な見どころマグロの大水槽、ペンギン展示、世界の海の生きもの
公式サイトhttps://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/

本記事は、取材や体験に基づいた一次情報をもとに、AIツールを活用して構成案を作成し、筆者が内容を編集・レイアウト調整しています。最終的には人の目で確認のうえで公開しています。

 

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