IXコミュニティで感じた世代を越えた対話の価値「学生たちと考える地域の未来」

本日は、伊勢市で展開されている「IXコミュニティ」の定例活動に、オブザーバーとして参加させていただきました。会場は皇學館大学で、普段は学生たちの学びの場となっている教室が、この日は高校生・大学生・社会人が集まる「対話の場」へと変わりました。

目次

IXコミュニティとは? 学生主導の地域連携プロジェクト

IXコミュニティは、

伊勢志摩地域(=I)を新しい時代に向けて力強くトランスフォーム(=X変革・変身)させたいという思いを込め、2023年10月、IXコミュニティを設立。伊勢志摩の地域課題に対し、SBPの実践を行う。(※SBP=ソーシャルビジネスプロジェクトの略で、地域の課題をビジネスの手法を用いて解決していく取り組み)具体的には学生等が地域資源(ひと、モノ、自然、歴史、名所旧跡、産業等)と交流し、見直し、活用して“まちづくり“や”ビジネス”を提案し、その取組を地域で応援し支えていこうというものです。

参照:IXホールディングスWeb「IXコミュニティとは?」

皇學館大学をはじめ、東京都市大学、宇治山田商業高校、英心高校、昴学園高校、伊勢学園高校など、さまざまな大学・高校から学生が参加されていました。そこに地域の大人たちが加わり、世代や立場を越えて地域課題に向き合っています。

この日は、体調不良などによる欠席も多くありましたが、それでも27名ほどの学生・大人が集まり、熱心にワークを進めていました。

チーム活動の前にグループワーク「一生懸命やっています」という言葉の奥にあるもの

冒頭で自己紹介をした後、「結果が出ないことに対してお叱りを受けた際、一生懸命やっていますと返答するというシチュエーション」をテーマに、グループワークが行われました。高校生・大学生・社会人が混ざり合い、それぞれの視点で感じていることを率直に共有します。

「一生懸命やるって、結果じゃなくて姿勢だと思う」、「相手も自分自身も、それぞれに非があるのでは」、「自分の未熟さを知きっかけになる」

などなど、世代ごとの価値観の違いを感じながらも、「なるほど、そんな捉え方もあるんだ」という気づきがありました。こうした「異なる考え」を交わす時間はとても貴重に感じられます。

テーマ別のプロジェクトチーム活動「観光・福祉・水産/農業」

後半は、学生が主体となって観光・福祉・水産農業の3つのチーム(※.本来は「ワインと環境」を合わせた5プロジェクト)に分かれて、具体的な地域プロジェクトに取り組む時間でした。私は観光チームに参加させていただいて、伊勢志摩を訪れる観光客向けの「公共交通で巡るマップ」の制作を検討している場面を見学しました。

実際、私自身も過去に友人を車で案内した経験がありますが、もし車が使えなかったら、どのルートが効率的なのか、何に乗ればいいのか?そうした情報が手元にないと案内は難しいと感じました。また、混雑具合や遅延などのリアルな問題点を把握できていません。

学生たちはこれから実際にバスや電車を利用しながらフィールド調査を進め、リアルな「公共交通ベースの伊勢志摩観光マップ」を作成していくとのこと。旅行者だけでなく、地元の方にも役立つような取り組みになる予感がします。これから形になっていく過程がとても楽しみです。

世代を越えた学びと刺激

今回の参加を通して改めて感じたのは、「対話の場」に身を置くことの大切さです。普段一人でパソコンの前でする仕事やマンツーマンのやりとりが多いので、思いを言葉にして、知らない老若男女の大人数に共有することで、自分の考えのクセや可能性にも気づける。と同時に、普段使わない界王拳的なエネルギーを使います(笑)。

けれど、学生たちが真剣に地域のことを考え、発言し、行動に移そうとしている姿を見て、私自身もまた初心に帰ることができました。彼らの純粋なまなざしに、背筋が伸びる思いです。

私は現在、伊勢志摩エリアの広域コーディネーターとして、地域に関わらせていただいている立場でもあるので、こうした若者主体のコミュニティにも関心を持っています。微力ながら学生たちの学びにとってプラスになればという思いと、自分自身も刺激を受けられる。そんな関係性を築いていけたらと思います。次回以降のIXコミュニティにも、できる限り足を運びたいと思います。

本記事は、取材や体験に基づいた一次情報をもとに、AIツールを活用して構成案を作成し、筆者が内容を編集・レイアウト調整しています。最終的には人の目で確認のうえで公開しています。

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