年に一度、三重県内の酒蔵やワイナリーが一堂に集結するお祭り「伊勢志摩SAKEサミット」!
私は普段からお酒を飲むタイプではありませんが、伊勢志摩SAKEサミットだけは特別です。21蔵の酒蔵、2社のクラフトビールメーカー、伊勢ワイン、18店舗のグルメブースをおちょこを片手に巡りながら存分に味わえる貴重な機会。今年も、例年通り大賑わいでした。


事前にニコマートさんで前売りチケットを手に入れ、いざ友人たちと会場へ。最初は1セット(10枚)だけのつもりが、結局「もう少し飲みたい」と追加購入。お酒を介して出会う空気感に背中を押されたような気がします。
注目のワイン 伊勢ワインとの出会い


一番楽しみにしていたのは、福祉事業から生まれた「伊勢ワイン」です。ブドウづくりから伊勢で手掛けられていて、白・赤・スパークリングと並ぶラインナップの中で、白はあっという間に完売されていました。私は赤の「雫」をいただきました。
赤ワイン/伊勢市産サペラヴィ100%使用
発祥の地ジョージアでは約8000年前から親しまれており、クレオパトラも愛したとされる品種。果皮だけでなく果肉まで赤く、深みある色合いが特徴。爽やかな酸味とフルーティな香りが広がり、レモンを搾る料理などと好相性です。醸し発酵の後、フレンチオーク樽で1年熟成。
参照先:伊勢シティホテル「伊勢シティホテルで「伊勢雫」「伊勢凛」「伊勢雅」ワインの提供開始」
伊勢ワインの赤は、爽やかで、すっと喉を通る飲みやすさ。伊勢市でワインが作られているんだと思うと、なんだか誇らしい気持ちになりました。次の新作が出たら、ぜひ手に入れたい。そんな一杯でした。
飲み比べて自分好みのお酒を見つけられる◎











あと、福持酒造所さんの「天下錦 純米吟醸」もいただきました。普段はあまり飲まない私も、この日は結構いただきました。


伊勢志摩SAKEサミットでは、ただ飲む以上の体験が待っています。蔵元の方が直接注いでくれる一杯には、その土地の空気や人の想いが詰まっています。「この銘柄はこんな背景で生まれたんですよ」と話してくれる生産者さんの声を受け取りながら飲むと、味わいがより深く感じられます。


そして会場に集まった人たちは、みんな前向きで楽しそう。初めて会った人とも自然に笑い合える。そんな空気に包まれていると、心がふっと軽くなる気がしました。一緒に行った友人達と「これ美味しいね」と言い合いながら、時には隣の人とも自然に会話が生まれる。お酒の席ならではの柔らかさが、会場全体に漂っていました。
酒だけでなく、グルメも◎定番 美鈴の餃子も大行列


お酒だけでなく、食もイベントの大きな魅力。鳥羽の燻製と発酵の店「魚寅」さんの燻製サーモンは、開始早々あっという間に完売していました。手に入れられた方が羨ましい!と思いつつ、「来年は必ずや..」と勝手に決意しました。




そして、せっかくならと会場からアクセス抜群の名店「美鈴のぎょうざ」へ。午後3時のオープン前にもかかわらず、すでに大行列。事前に受付票に名前を書いて、約40分ほどで順番が回ってきて、餃子と唐揚げ、水餃子、おにぎりをいただきました。火照った身体に熱々の餃子や唐揚げを味わい、お腹いっぱいに。慣れ親しんだ老舗の味に、ぺろりと美味しくいただきました。
来年また、この温かな酒の祭典へ


ただの飲み歩きイベントではなく「人と人とが出会い、つながる時間」を創り出す伊勢志摩SAKEサミット。普段はお酒をあまり飲まない私でも、ここでは「もう一杯」と思わせてくれる。そして何より、地元の魅力を再発見できる場でもありました。
来年の秋も開催されるはず。気になる方は、ぜひカレンダーアプリに「リマインド」を入れておくのがおすすめです。前売り券を手に、ふらりと伊勢へ。きっと温かい出会いが待っていますよ。