ゴールデンウィーク真っ只中、2025年5月4日(日)は、日帰りで熊野方面へふらっと出かけてきました。「どこも混んでるからなぁ…」と迷っていたものの、遠出せずにGWの休日感を味わいたくて、僕の中での王道!南三重・東紀州方面を選択しました。
目的地は、熊野市の七里御浜海岸。GW時期ならではの風物詩、250匹の鯉のぼりが空を泳ぐ景色を見に行ってきました。
1キロにわたる鯉のぼりの群れ!地元高校生と有志の力で


到着した七里御浜は、もう圧巻の一言。海岸沿いにおよそ1キロにわたって鯉のぼりがずらりと並び、海風を受けて気持ちよさそうに泳いでいました。






七里御浜の鯉のぼりは、地元有志団体や高校生が協力して設置しているとのこと。例年、GWの風物詩として事前には知ってはいましたが、実際に目の当たりにすると本当に清々しい景色でした。
七里御浜は日本最長の砂利海岸(約23km)で世界遺産熊野古道 伊勢路の「浜街道」のルートでもあります。ドドーンと打ち寄せる波の音と、風に舞う鯉のぼりのコントラストが最高でした。
検証 鯉のぼりと“獅子岩”のコラボ写真は…実現不可能


「鯉のぼりと獅子岩のツーショット撮りたいな…」と思ったのですが、海岸からだと構図的にちょっと断念。獅子岩の絵になる角度では、ちょうど鯉のぼりの群れは隠れてしまいますので、鯉のぼりと獅子岩のツーショットは実現不可能であったことをここに報告します。
七里御浜だけじゃない、華城山の頂上で泳ぐ鯉のぼりにご注目!


GWのこどもの日のGW期間限定で、熊野市街からアクセスできるスポット「華城山(はなじろやま)」の頂上に特別な鯉のぼりが揚がります。実際に登るためには、それなりの低登山の準備をしてこなければいけないので今回は断念。熊野市街から肉眼で鯉のぼりを捉えて、望遠レンズでの撮影には成功しました。遠くの山のてっぺんで、風を受けて揺れる鯉のぼり…この時期ならではの特別な景色ですね。


熊野の名物餅を発見!小島屋さんの「古道もち」


七里御浜の帰り道には42号線沿いにある和菓子店「小島屋」さんに立ち寄って、古道もちと名のついた「よもぎ餅」を購入しました。
よもぎ餅の生地の中にはぎっしりとつぶあんが入っていました。甘すぎず、癒やされる熊野古道を歩いた方がちょっと小腹を満たす際にちょうど良さそうです。まさに古道餅。




小島屋さんは和菓子屋に隣接して洋菓子屋もされていました。普段、車移動で通り過ぎてしまう42号線沿いの店に立ち寄れたのは、鯉のぼりをきっかけにちょっと熊野市を歩いて散策する機会を得たからです。車でピンポイント観光では味わえない、歩いて散策旅の醍醐味ですよね。
ランチは人気 うどん店へ 実は兄弟店が並ぶ名物スポット


ランチは、少し熊野市から少し南下した42号線沿いのうどん屋「大石屋」さんへ。こちらのお店は、見た目からしてユニークなお店で、目印は「となりのトトロ」の実物大オブジェです。だいぶ前から気になってました。駐車場に車を駐めると、遊び心で溢れていることに誰もが気づきます。




トトロの実物大オブジェだけでなく、七石山行きのバス停看板が設置されていたり、手づくりのドライブスルー、八咫烏と記念撮影できる顔出しパネルまで。待ち時間を感じさせない楽しい空間でした。


そして、入店してから注文したのは、キャンペーン中だったとり天うどん(冷)。もちもちの喉越しのある麺と甘めの出汁ツユ、ジューシーなとり天で大満足でした。






ちなみにすぐ近くには「小石亭(こいしてい)」という別のうどん屋さんがあります。実はここ、兄弟でそれぞれ営んでいるお店なんだそうです。以前に小石亭さんを利用したことがありまして、利用の際は「うどんとさんま寿司やめはり寿司とのセット」を注文しました。どちらもオススメです。
※.ちなみに小石亭さんを訪れた際に「駐車場が駐められなければ大石屋の駐車場を利用できます」と書かれていた記憶がありますので、兄弟仲が悪いとかではないと思います。
最後は鬼ヶ城へ。ポケふた&絶景でしめくくり


せっかくなので、帰りは久しぶりに鬼ヶ城へも立ち寄ってみました。駐車場は混んでいましたが、少し離れた駐車場から歩いて問題なくアクセス。出入りの回転があったので、長時間駐車場待ち渋滞に陥ることはなさそうでした。
設置されているポケフタも発見!三重県の応援ポケモンはミジュマルで、29市町すべてにポケフタが設置されています。ですので、三重県を訪れた際はどの市町でも、そういえばポケフタってどこにあるんだろう?と思い出してもらえると、旅を楽しめると思います。


そして、鬼ヶ城の迫力満点な断崖絶壁の景色を眺めました。何度訪れても、ここにしかない景色です。鬼ヶ城で釣りを楽しむ人も、以前は違和感がありましたが、もはや1風景みたいに捉えているから不思議です。鬼ヶ城は初めて熊野に訪れる方は必須、2回目以上という方はちょっと寄り道してでも、立ち寄る価値は十分あります。
GW期間中の熊野へ、やっぱり行ってよかったと推せる旅でした


正直、ゴールデンウィークの熊野方面はそれなりに混みます。でも渋滞で何時間も足止め…というほどではなく、例えば伊勢志摩からであれば南伊勢方面から錦、紀伊長島へアクセスすれば、スムーズでした。
「GWに遠く行って渋滞に巻き込まれたくないけど、どこかには行きたい」
そんな時には、GW限定の熊野の鯉のぼり&グルメ&自然の3点セット巡りはとてもおすすめです。来年のGW、また狙って行ってみようかなと思える充実した日帰り旅になりました。