GW前に万博へ一度行っておこうと思いたって大阪に前泊することになった2025年4月。せっかく大阪に前泊するならと、以前から気になっていたスポット「あべのハルカス」へ足を運びました。三重県民としては、馴染みある近鉄電車の関連施設であるビルに一度は行っておきたいという思いが以前からありまして、ようやく実現できました。
近鉄電車で大阪へ。親しみ深い鉄道の魅力再発見


近鉄電車といえば、三重県の暮らしに欠かせない存在。特に伊勢志摩では、志摩スペイン村や観光ホテルなど、近鉄グループの影響力は大きく住民にとって欠かせないインフラです。
普段は車移動が中心の僕も、名古屋や大阪に出るときはよく近鉄電車を利用します。今回は近鉄特急で大阪・難波まで向かい、地下鉄に乗り継いであべの・天王寺エリアへ。アクセスもスムーズで、やっぱり便利だなと再確認できました。
まずはたこ焼き。「あべのたこやき やまちゃん」で大阪の味を堪能


「おお、このビルがあべのハルカスか。」と想像以上の高さに驚いた後、まず腹ごしらえに。大阪といえば定番のたこ焼き!ということであべのたこやき やまちゃん2号店を訪れました。すぐ近くには「あべのたこやき やまちゃん本店」がありましたが、テイクアウトのみ。ですので2号店の暖簾をくぐりました。




何にしようか迷いつつ、渾身の三種盛りAを注文。外はカリッと、中はふんわり。ゴマ油塩やソースマヨ、ネギポン酢マヨなど、味の違いを楽しみながら、ハフハフと熱々なたこ焼きを味わって「大阪に来たなぁ」としみじみしました。
あべのハルカスで津市の専業ネギ農家 きたざわ農園さんの「あま蜜ネギ」を発見


続いて向かったのは、あべのハルカス内にあるマルシェ「ハルチカマルシェ」へ。こちらのマルシェは類農園さんが運営していて、産直野菜を販売されています。そして、店内を覗くとひときわ目立つ白ネギの姿が..そう津市のきたざわ農園さんの「あま蜜ねぎ」です。


実はきたざわ農園さんのWebページを制作させていただく際、取引先さんのお声ということで類農園さんのバイヤーさん達にインタビューをさせていただきました。あべのハルカスで北澤さんの白ネギが販売されていることは知っていたので、実際に販売されている光景を見れたことを嬉しく思います。地元三重の野菜が大阪の真ん中で販売されているのを見るのは、なんだか誇らしいです。


あべのハルカスをご利用の皆さま、ぜひハルチカマルシェさんできたざわ農園さんの「あま蜜ネギ」を手にとってみてください。その名の通り、甘くてくせになる絶品のおネギですよ。
いざ、あべのハルカス。展望台から望む大阪の街と万博会場方面を望む
そして、あべのハルカスの展望台「ハルカス300」へ。事前予約をしていなかったので受付を済ませてから、エレベーターで一気に大阪の高みへ。エレベーター内はまるで空港の滑走路のような演出で、ワクワク感が高まります。参考までに大阪の主要展望台の高さを紹介しておきますと、あべのハルカス展望台が300m、梅田スカイビル空中庭園展望台が173m、通天閣が100mとなっています。




最上階の地上300メートルに着くと、そこはまさに絶景の一言。大阪の街ってこんな風になっているんだと、自然の絶景とはまた異なる人の営みの景色を眺めました。ビルも車も人も、すべてがジオラマのように小さく見えます。「あっちが万博の夢洲かな?」「こっちが三重県の方向かな」と地理を確認しながら、景色を楽しめます。修学旅行か遠足の学生たちの賑やかな声も聞こえて、賑わいのある空間でした。また、カフェや飲食店もありました。地上300mからの大阪の景色を眺めながら、食事やドリンクを楽しめるのは、まさにあべのハルカスだけですね。
あべのハルカス周辺には、動物園や歴史を感じるスポットも
阿倍野という地名の由来は大阪市のホームページを参照すると、
阿倍野の歴史は弥生時代に始まったといわれ、「阿倍野」の地名の由来についてはいろいろの説があります。古代にこの地を領有していた豪族阿倍氏の姓からとする説、「万葉集」の山部赤人(やまべのあかひと)の歌からとする説、古地名の「東生郡餘戸郷(ひがしなりぐんあまべごう)」の「餘戸(あまべ)」からとする説などがありますが、豪族「阿倍氏」説が最も有力とされています。
となっています。展望台から絶景を望みながらGoogleマップで周辺を調べてみると、天王寺動物園があったり、陰陽師・安倍晴明ゆかりの阿倍野神社があったり、色々と気になるスポットが点在していました。当日は時間の都合上、移動してしまいましたが、また、あべのハルカス周辺を歩いて散策してみるのも良いなと思っています。
近鉄沿線から気軽に行ける「大阪のてっぺん」へ


あべのハルカスは、近鉄沿線を利用する伊勢志摩の人たちにとっても行きやすい大阪のランドマーク。展望台で非日常を味わったり、地元野菜を見つけて嬉しくなったり。ただの観光地ではない繋がりを感じる場所でした。
「大阪=人混みで疲れる」という印象がある方にも、天王寺〜阿倍野エリアはほどよい距離感と落ち着きがあって、おすすめだと思いました。今の時期(2025年5月現在)であれば大阪・関西万博とセットで、またはちょっとした気分転換にも。ぜひ、あべのハルカスを訪れてみてください。