子どもたちの「できた!」が海に響く日 〜浅利ヶ浜でのSUP体験を振り返って〜

今年(2025)の夏、鳥羽市の畔蛸・相差エリアにある浅利ヶ浜海浜公園で、地域の子どもたちを対象としたカヤック・SUP体験イベントが行われました。私はスタンドアップパドルボード(SUP)のインストラクターとして参加させていただき、地元の子どもたちと一緒に、静かな湾でのびのびと海遊びを楽しみました。

初めての体験にドキドキしていた子どもたちも、どんどん上達していって笑顔に。今回はそんな日の出来事を、私なりの視点で振り返ってみたいと思います。

目次

地元の海で、地元の子どもたちと

カヤック・SUP体験会に集まったのは、相差や畔蛸地域の小学生たち。低学年から高学年まで、約20名ほどの子どもたちが2グループに分かれて、カヤックとSUPを交代で楽しみました。

私が担当したSUPは、海の上に立ってパドルを使って進むアクティビティ。初めてSUPを経験する子どもは慣れない道具に戸惑いながらも、怖がることなく元気にボードに乗り込んでいきました。

声かけひとつで前へと進めるようになった

指導の中で印象的だったのは、「右、左、右、左」と交互に声をかけるだけで、どんどんまっすぐ進めるようになる子がいたこと。

最初は右ばかり漕いで、くるくる回ってしまっていた子も、「交互に漕ごう」とリズムよく声をかけてあげると、まっすぐに進む感覚をつかんでくれました。一緒に後ろをついていきながら、声をかけることで、不安も少しずつほどけていったように感じます。

「立つの、こわい…」からの一歩を踏み出した

はじめからパッと立てる子もいましたが、中には「立つのがこわい」と言って躊躇してしまう子もいました。まずは座ってパドルに慣れ、そこから徐々に「立ってみようかな」と自分のタイミングでチャレンジ!両足を肩幅に開いて立つと安定することや、バランスを崩しそうになってもスグにしゃがめば海に落ちないことを伝えて、背中を押しました。結果、見事に立ち上がり上手に漕げていました。

大事なのは、「できない=ダメ」ではなく、「怖くてもやってみよう」と思える環境をつくること。一歩を踏み出せた時の子どもたちの顔は本当に輝いていました。

指導するということの難しさと面白さ

今回の体験会を通して、私自身も多くの学びがありました。

たとえば、子どもたちは漕ぐことに夢中で、声が届かないこともありました。だからこそ、「あれ」や「それ」ではなく、「右手」「パドル」「胸を正面に向けて」など、具体的な言葉で伝えることの大切さを実感しました。

また、SUPボードの上での重心の取り方や足の開き方なども、子どもの体格や年齢によってかなり違います。一人ひとりに合わせた声かけやアドバイスをする難しさと、その面白さを同時に味わうことができました。

安心して、思いきり遊べる場所が身近にある素晴らしさ

浅利ヶ浜海浜公園は、波も穏やかで視界も広く、とても安全なロケーションでした。湾になっている地形のおかげで、転んでもすぐに戻れる安心感があり、子どもたちもどんどん挑戦することができたように思います。

ライフジャケットの着用や、リーシュコード(SUPボードと足をつなぐ安全ひも)の装着など、安全面もきちんと整えていたので、「落ちたらどうしよう」という不安よりも、「もっと遊びたい!」という気持ちが勝っていたようでした。

「できた!」の積み重ねが、自信になる。まさに「子どもたちのチャレンジ」

今回の体験を通じて思ったのは、「できた!」という感覚が子どもたちにとって大きな意味を持つということ。はじめは不安そうだった子が、最後には笑顔で「楽しい!」と言ってくれたとき、参加できてよかったなと心から思いました。

海で遊ぶというのは、ただのレジャーではなく、自分の体を動かして自然と向き合う体験。そしてそれは、子どもたちの中に小さな「自信の種」を育ててくれるような気がします。

本記事を読んでくださったあなたの身近にお子様がいらっしゃるなら、色んな体験をさせてあげてください。そしてもし機会があれば、SUP、やってみてくださいね。海の上から見る景色、きっと新しい発見がありますよ。

あさり浜の水中散策を楽しんだ映像も合わせてどうぞ

本記事は、取材や体験に基づいた一次情報をもとに、AIツールを活用して構成案を作成し、筆者が内容を編集・レイアウト調整しています。最終的には人の目で確認のうえで公開しています。

2025年8月29日(金)9:00〜9月4日(木)23:59まで

 

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