熱中症にご用心 体験した症状と体験を具体的に紹介

汗と息切れ、腹痛、手先のしびれ、倦怠感…

2024年8月中旬、おそらく熱中症の症状に見舞われ、救急車を呼ぶかどうかの手前までいきました。結果的には救急車を呼ばずに済みましたが、非常に辛い経験だったため、具体的な状況を記録しておきたいと思います。これが何かの参考になれば幸いです。

目次

熱中症に陥った具体的な状況

毎夏、キャンプ場の宿直の手伝いに行く機会があり、2泊3日で紀北町のキャンプinn海山に滞在していました。3日目の宿直を終え、12時まで手伝いをし、12時30分にはキャンプ場を後にしました。キャンプ場では水分はほどほどに摂っており、出発してすぐにコンビニでダカラ500mlを購入し、車内で飲んでいました。

せっかく東紀州にいるので、以前から気になっていた尾鷲の三木浦にある織屋さんでかき氷を食べに行くことにしました。織屋さんでカレーと甘夏かき氷をいただき、満足して三木浦の海を少し眺めた後、次の目的地として熊野市波田須にある徐福の宮を目指しました。

徐福の宮のある波田須は、秦の始皇帝が求めた不老長寿の薬「仙薬」を探すため、徐福が降り立ったと言われている場所です。アニメ『地獄楽』の影響を受け、前々から徐福の宮には一度行ってみたいと思っていました。そして、ついに訪れることができました。

振り返ると熱中症に陥った主な要因は、炎天下での徐福の宮の散策だったと思います。

徐福の宮散策と帰宅するまで

徐福の宮は国道311号から急勾配の坂を下った波田須の集落にあります。近くに駐車場が3台分ありましたが、あまりにも急勾配だったため車で降りるのを躊躇しました。ちょうど1人のバイカーさんが国道沿いで徐福の宮を眺めていたので話しかけたところ、「あそこも駐車場ですよ」と教えてくれました。車を駐め、カメラを持ってテクテクと徐福の宮を目指して歩きました。下り坂は割と軽快に進み、広大な熊野灘と波田須の集落、徐福の宮のロケーションを楽しみながらカメラに収めました。しかし、しばらくするとさすがに暑くなり、水分が欲しくなりましたが所持しておらず。車に戻ろうと急勾配の坂を登りました。途中、汗が吹き出し息切れがひどく、少し腹痛も感じました。日陰で5分ほど休憩し、その後何とか車に到着してクーラーを効かせながら、花の窟神社方面へ向かいました。

腹痛を感じていたので、花の窟神社近くのお綱茶屋でトイレを利用しました。ズキズキとした腹痛は下痢ではありません。何だろうと思いながらお腹を擦り、自販機で水分500mlを購入して飲みながら自宅のある伊勢を目指しました。

自宅に到着してからの症状

17時過ぎに自宅に到着し、即トイレへ向かいましたが、下痢ではなく腹痛が続きました。倦怠感もあり、汗がだらだらと流れ続けました。冷蔵庫からポカリスエットを取り出し、エアコンをつけてソファに横になり様子を見ました。腹痛は改善せず、むしろ悪化して汗がさらに吹き出し、少し吐き気がして息切れ状態に。これはまずいと思い、ポカリスエットを飲んで横になり、息を整えようと試みました。さすがに辛くなり、母親に相談したところ、救急車を呼ぶ前に電話できる番号(#7119)があると教えてもらいましたが、かけてみると繋がりませんでした(後に調べたところ、実施エリア外だったようです)。その時はスマホを操作するのも億劫で、安静にしてポカリスエットを飲み続けて時間を過ごしました。結果として症状は徐々に緩和し、騒ぎにはなりませんでした。

振り返って思うこと 体調と服装、準備物に関して

  • 体調:2泊3日のキャンプ場での手伝いで、通常よりも疲労が蓄積していました。自分でも疲れを感じていました。
  • 服装:私服に着替え、半袖・ゆったりしたズボン、帽子は着けていませんでした。
  • 準備物:徐福の宮散策では水分を持っておらず、汗を拭くタオルも持っていませんでした。

今回、得られた教訓

「疲れていると自覚がある中で、炎天下で無理をするものではない。」ということです。

熱中症予防でよく言われる、こまめな水分補給が大切だと改めて感じました。水分を全く摂っていなかったわけではありませんが、疲労の自覚がある中で炎天下に出ていったことや、水分補給のタイミングが遅れたことなど、振り返ると反省点が浮かび上がります。

2024年は8月に入っても猛暑日が続いています。常にしっかりとした準備と対処を心がけ、今回の教訓を大切にしていきたいと思います。

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