2023年6月、一昨日から1泊2日で楽しい南伊勢チームに混ぜていただいて、名古屋でまちづくりや新しい取り組みをされている場所を巡るツアーに参加させていただきました。ここでは、訪れた先のひとつ名古屋市南区の笠寺のまちづくりの取り組みを記録として、簡単にブログに綴ります。
笠寺の町をご案内いただく。
笠寺に到着し、笠寺のまちづくりに取り組むキーマンの一人建築士宮本さんと合流。笠寺観音→玉照堂〜誰もいない店 RIGHTS 〜かさでら図書館〜かさでらのまちビルの順に笠寺の町をご案内をいただきながら、まちづくりの取り組みを見学させていただきました。
鬼門を守る笠寺といえばのスポット「笠寺観音」
まずは笠寺の名所のひとつに「笠寺観音」へ。東海道沿いの名古屋城下の南の入口に位置する「笠寺観音」は、鬼門を守る尾張四観音のひとつです。昔も今も笠寺に訪れる人々を迎えてくれる、とても立派なお寺でした。
見事な門を抜けて、現れたのは石橋と亀池。亀池はその名の通り、亀がたくさんいました。亀に紛れてスッポンも発見!スッポンの背中に亀が乗っかり、何だか仲睦まじい光景に癒やされます。
笠寺フリマクリマ
2日目の朝には「笠寺フリマクリマ」が開催されていました。お寺でフリーマーケットって良いですよね。
限られた時間の中で、僕は皿回しとコマ回しに夢中に。次に移動するよ!と声をかけられて、はっとして急いでスッキリするクラフトドリンクを購入して喉を潤しました。
雑貨あり、飲食あり、昔の遊びあり。笠寺観音フリーマーケット「笠寺フリマクリマ」は毎月 第3土曜日に開催されているそうです。
縁結びと玉の輿「玉照堂」
亀池から歩いてスグ「玉照堂」へ。玉照姫(たまてるひめ)と兼平公のご夫妻が祀られています。何でも縁結び・玉の輿にご利益があるそうですよ。
完全無人販売!誰もいない店「RIGHT」
続いて、「誰もいない店 RIGHTS」へ。ドアを開けると誰もいないオシャレな雑貨店で、何と勝手に閉まって、勝手に開く(という理解)完全無人販売のお店なんです。人手不足の日本、特に地方で、もしかしたら今後は完全無人販売のお店が増えてくるかもしれませんね。
住民参加のレンタルボックスで本を貸し出す「かさでら図書館」
笠寺観音の通りでは、住民にボックスを貸し出す「かさでら図書館」があって、限られたスペースを何十人もの方でシェアしながら運営している仕組みに惹かれました。
食堂・民泊・屋上養蜂など盛り沢山なビル「かさでらのまちビル」
駅前の「かさでらのまちビル」にはシェアキッチン、シェアスペース、民泊、屋上でセイヨウミツバチの飼育をされています。ビルをまるごとまちづくりの拠点にされていることに、南伊勢チームの目が輝いていました。
「かさでらのまちビル」や笠寺でのまちづくりの取り組みを、宮本さんからスライドを用いてご説明いただきました。お話で町の方や学生、笠寺の町に惚れた心強い方たちと共に様々な社会実験を実施して、現在の形へと変化してきたことを理解します。
時には壁が立ちはだかって、力を合わせて乗り越えて次に繋いでいく。場所は違えど、まちづくりに取り組み変化のある場所には町に目を向けて行動を起こす人の輪があるのだと感じました。
交流会にて 笠寺グルメ&飛び出しカエル看板
夜には「かさでらのまちビルB1F シェアキッチンスペース」で、まちづくりに関わる方々と交流。小さなお子様も参加して、とても楽しい雰囲気の中で時間があっという間に過ぎていきました。テーブルにはもっちりクセになる美味しさ「味噌串カツ」などの地元グルメが並んで、美味しくいただいてお腹いっぱいになりました。
翌日のモーニングでは笠寺の喫茶店「喫茶 ミハル」でモーニングをいただきました。とっても落ち着く空間で、朝からまったりと気持ちの良い時間を過ごさせていただきました。お店はレトロな看板(娘)ミハルちゃんが目印です。
お土産?にワークショップで制作された「飛び出しカエル看板」を1人1本いただきました。鳥羽なかまちのどこかに設置したいなと思ってます。
【飛び出しカエルの詳細は】
商店街ニュース https://www.syoutengai-shien.com/syoutengai/nws-5087/
“モチーフとなった逸話の舞台はおよそ400年前、「目の前を横切るものは何でも切り捨てていたお殿様が、素早く横切ったカエルだけは切ることができずカエルが命拾いをした」というもの。そこから、“無事帰る”との願いを込めてカエルの看板を作製することとなった。”
後日談【笠寺 飛び出しカエル看板】を鳥羽なかまちに設置完了!
笠寺で託された【飛び出しカエル看板】を鳥羽なかまちの燻製・発酵職人 杉田さんの快諾を得て、海童工房魚寅さんお店前に設置してみました。なかなか良い感じに目立ってます。鳥羽なかまちにお越しの際は、ぜひ【飛び出しカエル看板】をご覧ください。