2025年の秋、久しぶりに小説を手に取りたいなと思い選んだのが、遠坂八重さんの『死んだら永遠に休めます』でした。きっかけはYouTubeで、麻布競馬場さんやインフルエンサーの方が対談する中で紹介されていたのを耳にし、『これは気になる！』と感じてすぐにAmazonで購入。少しネタバレを知った状態で読み始めましたが、それでも十分に面白く、気づけば一気読みしていました。
やっぱり小説には、動画では味わえない没入感がありますね。本記事ではネタバレは避けつつ、軽く紹介します
あらすじ（ネタバレなしで）
物語の舞台は、とにかくブラックな職場。毎日深夜まで働き詰め、パワハラ上司に追い詰められる主人公 青瀬（あおせ）が描かれています。そんな中、パワハラ上司が突然失踪。そして「私は殺されました」というメールが届き、総務経理本部の全員が容疑者に!?
ここから先は、ページをめくる手が止まらない展開が待っています。「誰が犯人なの？」「この後どうなるの？」と、気がつけば深夜まで読み進めてしまうほど、夢中になる展開が待っています。
読みながら感じたこと「ざわざわとする共感」
正直、序盤は「こんな過酷な働き方あるのか…」と胸が苦しくなる場面も。でもそれがあるからこそ、失踪事件の展開がよりスリリングに感じられました。
私は個人事業主なので現在はサラリーマン生活から離れていますが、それでも「ハードワークしていた頃の感覚」を思い出したり、大企業で働いていた友人の顔が浮かんできたりしました。「これ、自分の知り合いも同じような状況だったんじゃないか」と思うと、物語がぐっと身近に迫ってきます。
特にハードワークをされている（またはされていた）方や、少しでもブラックな環境を経験したことがある方は、かなり共感できる部分があるはず。読んでいて「ああ、それわかる」と思わず声に出そうになるかもしれません。
2025年 読書の秋にオススメな書籍「死んだら永遠に休めます」
「死んだら永遠に休めます」は、ブラック企業で働く人々の姿と突然の事件を描いた、スリリングで考えさせられる一冊でした。ハードな内容ながら、最後には「えっ！」と驚く展開が待っています。
やっぱり小説っていいですね。日常を離れて物語に没頭できる時間は、ちょっとしたリフレッシュになります。「最近本を読んでいないな」という方や、「何から読めばいいかわからない」という読書初心者の方に、ぜひおすすめしたい作品です。読書の秋に、ぜひどうぞ。
