海藻がいない海とウニ大量発生を見て思うこと

7月の終わりに今夏、初海泳ぎは五ヶ所湾の海でした。五ヶ所浦にある伊勢志摩のカヤック屋「サニーコーストカヤックス」さんを施設利用(1日1,000円)させていただいて、My SUPで海へと繰り出しました。

SUPで無人の浜にたどり着いて、水中メガネとシュノーケルを装着してひと泳ぎ開始。SUPで海中を覗いている時からわかってはいたことでしたが、五ヶ所湾ではウニが大量発生していました。

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ウニが海藻を食べているという話は本当か?

五ヶ所湾の海をしばらく水中散策してみて、SUP越しに見るよりもウニがとにかく多い。その一方で海藻がまったくないなぁという印象を受けました。やはりウニが海藻を食べているというのは事実だと感じます。

実際に目についたのは、ウニがミル(のような海藻)を食べているように見える様子でした。これだけウニが大量にいて周囲の海藻を食べてしまっていたら、結果として焼け野原みたいな海底になるよなと思いました。

カラフルな小魚にウニ(の中身)を与える

とにかくウニが多いので、石で殻を割ってみたところウニの中身をついばみに小魚たちが寄ってきました。寄ってくる小魚たちは、赤・黄・青と鮮やかな色が目立っていました。大きなチヌも顔を覗かせて、シュノーケリングとしてはとても楽しめました。

伊勢志摩の海の幸が食べられなくなる未来

全国各地の海でウニを駆除する活動をされていると話を聞きます。調べてみると数年間、ウニの駆除を続けたら効果があったという情報もあります。ただ、僕のようにちょっとウニを割ってみるというのは、雀の涙までもいかないアリの糞の効果もないでしょう。自然の摂理と言ってしまうとそれまでですが、海の環境変化によって例えば、美味しい伊勢志摩の海の幸を食べられなくなるのはとても残念です。五ヶ所湾の海を散策して、改めて自分自身ももっと関心を持たないといけないなと思いました。

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